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シンポジウム「進化する複製の未来」
古来、物づくりの技や形、風合いを学ぶために行われてきた文化財の「写し」「模写」「模造」の結果としての「複製品」は、他の視点から見ると「物の保存」や「技術の継承」に活かされてきました。現在では、素材分析や造形手法分析など科学的なアプローチの知見が単に造形的な模倣を軸に行われてきた「複製」に、品位を与えてきています。鍛えられた<人の知見と技>、そして<デジタル技術>の融合により、その精度やスピード、取り込む領域も格段に拡大しているなか、デジタル情報は「原物の情報」を発信し交流する役割も獲得しています。本シンポジウムでは様々な可能性をもった「進化する複製の未来」を様々な視点から考えます。

 シンポジウム開催情報

名 称: 「進化する複製の未来 —複製、復元の歴史、宗教、工芸、科学の4つの視点からの発見とその未来—」
日 時: 2019年7月19日(金)13:00 ~ 17:30(開場11:30)
ロビー展示:11:30 ~ 18:00
場 所: 東京・丸の内「丸ビルホール」 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビル7階
主 催: 一般財団法人デジタル文化財創出機構
後 援: 文化庁
定 員: 180名
入場無料 ただし「事前予約申込み」が必要です(以下①または②のいずれかの方法で)
方法①ウェブサイトからの参加予約申込(会員登録が必要です)
https://sdh-sympo2019.peatix.com/
方法②メールによる参加予約申込(お名前(よみがな)と所属団体名、を明記)
申込先メールアドレス:sympo2019@digital-heritage.or.jp
事前申込は終了しました
 プログラム
第一部 13:00 - 15:00
・開会挨拶 青柳正規(当財団代表理事/前文化庁長官)
・基調講演①「複製・復元の歴史と意識」
 正倉院宝物の再現模造『ひと、もの、こころ』 西川明彦(宮内庁正倉院事務所長)
・研究活動報告
 「デジタル文化財創出機構 研究活動のご報告」 植山秀治(当財団事務局長)
 「當麻寺西塔発見の舎利容器の保存・活用と複製」 内藤栄(奈良国立博物館学芸部長)
 「唐招提寺中興の祖『證玄上人』蔵骨器の研究と複製」 石田太一(唐招提寺副執事長)
 「長野県柳沢遺跡『破損銅鐸の復元』」 中山香一郎(凸版印刷株式会社)

・休憩(10分)

第二部 15:20 - 17:30
・基調講演②「複製・復元の歴史と意識」
 「式年遷宮の神宝調製が繋ぐもの」 吉川竜実(神宮徴古館農業館館長/式年遷宮記念せんぐう館館長)
・文化財複製の制作と活用「新しい鑑賞体験をデザインする」
 小林牧(国立文化財機構 文化財活用センター副センター長)
・伝統技術とデジタル技術・材料分析技術との融合が開く複製の世界
 「材料科学からみたデジタルアーカイブの活用―国宝薬師寺東塔水煙の復元を中心に―」村上隆 (京都美術工芸大学特任教授)
 「スーパークローン文化財が可能にした保存と公開」 宮廻正明(東京藝術大学特任教授)
・閉会挨拶 前田幸夫(当財団理事/凸版印刷株式会社副社長執行役員)

講演に関する複製品現物や紹介パネル等を会場内に展示(11:30?18:00)
東京国立博物館所蔵 国宝「洛中洛外図屏風舟木本」複製(キヤノン制作及び凸版印刷制作)、當麻寺「複製・舎利容器」、
唐招提寺中興の祖「證玄上人、複製蔵骨器」、柳澤遺跡 破損銅鐸復元、国宝薬師寺 水煙復元、バベルの塔複製 ほか

※プログラム内容、展示内容は予告なく変更となる場合がございます。

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